~東京スポーツクラブコミッション設立について~
総合型地域スポーツクラブ(以下総合型クラブという)は過去20年にわたり国指導で普及育成が行われ、現在全国で約3500のクラブが、東京では130のクラブが日々スポーツの振興と地域づくりに汗を流しております。2020年五輪の東京開催が決定し、新たにスポーツ庁が創設され第二期スポーツ基本計画も施行し、スポーツの価値が高揚している中、五輪後のレガシーの一つとして、国民一人ひとりに夫々のライフステージにあったスポーツ環境の提供が大きなテーマであり、それはまさに地域スポーツの受け皿の充実と発展にほかなりません。
総合型クラブは、スポーツを中心に地域コミュニテイの核として、地域のスポーツ財産を繋ぐ大きな役割が期待されております。今後総合型スポーツクラブが発展し役割を果たしていくためにも経済的自立で持続可能な経営基盤を確立するためにも、地域スポーツとしての事業化が喫緊の重要な課題であると考えております。特に、オリンピック・パラリンピックの開催都市である東京において、全国の模範となる基盤づくりと活動が願われております。
そのために都内の総合型クラブが連携・協働し、国が育成を推進した拠点クラブを中心に、財界はじめ関係諸団体ともよく連携して地域スポーツの事業化・産業化をテーマに、2009年7月発足した(一社)東京スポーツリンクの理念を踏襲し、名称を改め新たに(一社)東京スポーツクラブコミッション(TSCC)を立ち上げるに至りました。そして 2015年に発足した(一社)全国スポーツクラブコミッションとも良く連携協働して地域社会に貢献する所存です。是非多くの皆様のご理解とご協力を賜りたいと考えます。